ANA国内線【PR】

脱『LA VIDA DURA』宣言

東北レポ

DSC_0244

先日の報告通り、一週間ほど東北に行ってきました。

大阪から仙台まで深夜バスで13時間。
予想していたほどの冷え込みはなく一安心。仙台の町は普段の生活が戻っているようでした。
レンタカーで三陸海岸沿いを北上し、気仙沼へ。仙台の平静で少し安心をして、途中牛タンを食べたり、松島で遊覧船に乗ったりとのんびりと北上。そんなお気楽道中も、石巻あたりから景色は一変し、津波で一階部分が大破した家々、数メートルに積み上げられた瓦礫の山が目に入るようになりました。
南三陸あたりを通過したあたりでもう日も暮れて、あたりは真っ暗、カーナビの地図にあるはずの町の明かりが全くなく、不安が大きくなります。車のバックライト、コンビニの明かり、たまにすれ違うパトカーの赤色灯だけ。コンビニの明かりがあんなにも有り難いものだとは思いませんでした。

気仙沼到着後、ボランティアセンターの宿泊所として開放されていた公民館に宿泊し、翌日朝からボランティアの作業を開始となりました。
作業は、瓦礫の撤去。現場は3月11日の夜にニュースでも取り上げられていた重油が流出し大規模火災が発生した地域にある住宅跡。住宅跡と言っても、瓦礫が散乱した四角いコンクリートの囲みが並んでいる地帯な訳ですが。。
大きな瓦礫はすでに撤去されており、基礎の部分にたまったコンクリートや瓦の破片、砂利などを仕分けして、土嚢に詰めていく。10人程度のグループで、一日に一軒分を終わらせれるかどうかという作業量で、まだまだ手つかずの家もありまだまだ時間がかかるなというのが第一印象でした。
ちなみに作業は朝9時から夕方3時ごろまでで、昼の一時間休憩と作業一時間ごとに10分ぐらいの休憩があるため、呆気ないぐらいに終了しますが、怪我防止と継続的に来てもらうための措置なようです。

気仙沼では、被害の大きかった港の地域に復興屋台村というのが開設されて、もともとその場所で商売をやっていた方が店を出せるようになっていました。夕食はよくそこに足を伸ばし、地元の料理を堪能しました。
また、地元の方、仕事で来ている方などともしゃべることが出来て貴重な話もいろいろ聞くことが出来ました。
今回、印象的だったのは、ボランティアの作業で来てもらうのも非常に有り難いけど、実際に現状を見て知って欲しい、忘れないで欲しいと言っていたこと。
ボランティアが必要な仕事も減ってきて復興も次の段階に入りつつある中、被災地以外に住む人間にとってこの言葉は非常にグサッときました。常に自分にできることは考えていこうと思います。

瓦礫撤去の他には、写真の洗浄をして持ち主に返したり、仮設住宅への物資の配給し分けなどがありました。
徐々に企業も入り経済活動が活性化して行くのが望ましいですが、ボランティアの需要も減っていますが、必要な部分もまだまだ残っています。
今回の瓦礫撤去も、土地整備の会社を入れる前に、大方の瓦礫を撤去し基礎部分のみにしておく必要があるためボランティアが入っているのが現実なようです。

DSC_0292

気仙沼の滞在を終えて、以前旅行中に知り合ったいわきの友人と会うことが出来ました。
いわきは福島第一原発から35キロの距離にあり、友人は震災後は東京に数日避難していたものの、今はいわきで仕事をし、以前通りいわきに住んでいます。
奇しくもこの再会の数日前に、原発の保証としていわき市からの自主避難者、在住者に8万円(妊婦、子供には40万円)の支給が決定されました。

いわきの状況としては、震災後はゴーストタウンと化し、政府からも外出を控えるような指示が出されていたようですが、今はまったく今まで通りの生活をしているようです。
ふと、いわきから出る気はないのですか?と聞いてしまったのですが、出たくない訳ないですよね。震災、原発事故後、すぐに町を出た人も少なくなかったようですが、今は仕事のこと、家族のこと、引っ越し先での不安、人によって様々な事情があり、いわきを出れない人が多いようです。
放射能という目に見えないものに対して目を背けようとしている現実、「いっそのこと爆発でもすれば、すべてを投げ出して逃げ出すことができるのに」という言葉など、返す言葉もなかったです。
今思えば気仙沼で感じた「まだまだ時間がかかるな」という感想は、復興という道を少しずつでも進んでいる宮城県、岩手県の海岸地域に対してであって、福島はまだその道への一歩もなかなか踏み出せない状態なんだなとよりいっそう感じた瞬間でした。
もちろんいわきのハワイアンセンターなど復興に向けて進み始めているのも事実ですが、友人の言葉には考えされるものがありました。

今回、短い期間でしたが実際に被災地を目に見て、話すことで、気づけたことは非常に大きかったです。
少しだけ気仙沼の写真をあげておきますが、是非お休みの都合などがついたら被災地に行ってみてください。
食べ物もおいしいですし、旅行感覚で入ることに関してはもう復興の邪魔になるようなことはないと思いますよ。

DSC_0421

DSC_0396

DSC_0451

DSC_0224

DSC_0263

D5000 + 18-55mm F3.5-5.6G

http://www.flickr.com/photos/powerwoods/sets/気仙沼/

息もつかぬ間に今日の夜の便でマニラに出発します。
では、行ってきます!!
# by powerwoods | 2011-12-13 11:48 | Trackback | Comments(0)

< 前のページ

次のページ >